もやぶろ

moyashidaisukeのブログだからもやぶろ。フリーランスのエンジニアのダイスケです。QOLあげて色々楽しくチャレンジして良く生きたい。プログラム関連とかギター関連とか旅行関連とか色々。

アジャイルサムライ 読書会 埼玉道場(第1回)+@

行ってきた。

アジャイルサムライ 読書会 埼玉道場(第1回)


最近横浜とかでやっているのは知ってたけど、ちょっと遠いのと平日は出張が続いているので難しいなーと思ってたら、なんと土曜日開催。場所も埼玉。
自分のためにあるような会じゃないっすか。というわけで参加。

自分のレベルはこんな感じ。でもウォタ−フォールは正直もう嫌です。

  • アジャイルサムライは一通り読んだけど、実践した事はない。
  • 具体的なプラクティスは概要レベルしかしらない。


午前中の社内勉強会が押して30分遅れで行ったら
「あれ?何か外人さんがいる。」

なんと、アジャイルサムライの著者Jonathan Rasmussonが来てるではありませんか。Jonathanに会いにAgile Samurai Dojo Gathering申し込んだのに、フライングで会えるとはラッキー。すごく気さくな良い方でした。

翻訳者の西村直人さんも途中からいらっしゃいました。



第1章〜第2章の途中まで読み合わせ&小グループで気になる事について議論。



■第1章 ざっくりわかるアジャイル開発
詳細はあまり出てこないとこなのであまり無いけど、

3つの真実
1.プロジェクト開始時点にすべての要求を集めることはできない
2.集めたところで、要求はどれも必ずといっていいほど変わる
3.やるべきことはいつだって、与えられた時間と資金よりも多い

これは激しく同意。ウォーターフォールの場合、不可能な事(基本的に手戻り無し)を前提にしてるから、現実的には破綻しちゃうよね、そりゃ。


■第2章 アジャイルチームのご紹介
顧客大事。

ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。

アジャイルは大変だと思うけど(うまく行けば成果は大きい)、実践する上で一番ボトルネックになりそうだなーと思う部分。
自分は開発側だから、がんばれば影響の輪の中に開発T全員を入れる事はある程度可能なんだけど、顧客はなかなか難しそう。顧客にもアジャイルについて理解してもらって、実践してもらわないといけない。

BtoBだと、SIerに丸投げみたいなのが良くある話で、顧客側にも意識改革してもらう必要がある。

対策として、とりあえず2週間で成果を出して信頼を得るという方法を提示してあるけど、足りない。何か考えないと。


ゼネラリストはアジャイルプロジェクトに向いている。

ありがたいお言葉。純粋なコーディング力だと全然勝負にならないけど(でもSIer業界の中ではかなりましな方)、一応要件定義〜リリースまで一通りできるので。燃えてるチームに配属されて火消しをしまくってた事も無駄じゃなかった。。。


後半は、マスターセンセイ(Jonathan)に質問コーナー。

本に書いてある事は省略するとして、

Q「QDCS(品質、納期、費用、スコープ)の話が他のアジャイル本に比べて良く出てくるのはなぜ?」
A「QDCSの中でスコープだけが唯一変更可能。スコープの大事さを開発Tも顧客も理解して欲しいから。」


Q「なぜアジャイル『サムライ』?」
A「『ピースフルウォリアー』という本がすごい好きで、自分のBlogを『アジャイルウォリアー』という名前にした。本も同じ名前にしようとしたけど、編集者と話し合って今の名前になった。正直サムライの事は良く知らないんだけど、ばったばったと切っていく感じがイメージにあってる。」
※関係ないけどこんなの見つけた

アジャイル ウォーリアー

アジャイル ウォーリアー


Q「期待をマネジメントとは?」
A「最初の期待が低めに設定してあって(low expectation)、思ったより成果が良かったらすごいうれしい(Secret Happiness)。逆に、できない事をできると言ってしまうとうまくできなかった時の失望は大きいので、そんな事は決して言ってはいけない。」

スコープだけ変更可能(調整可能)である事を熱心に説明してた。


池袋のジュンク堂でトークセッション「Agile Meets UX〜アジャイル開発とユーザエクスペリエンスの遭遇〜」があるという事で、打ち上げを途中で切り上げてこちらにも参加。

あまりUXを気にした事がなかった(というかそこまでの期間・コストの余裕があるPJの経験が無い)自分には、初めての知識ばかりで良かった。
アジャイルやるからには色々しらないと。


UX(ユーザビリティ)テストの歴史の話+3人でアジャイルとかテストとか色々。

特に印象に残った内容は↓

  • どんなテストでもやらないよりはマシ。
  • UXテストは予算に比べてコストが高くなってしまう事が多いので、まずは関係無い部署の人とか友人とかを利用すると◎
  • 全員が全ての事を知ってればPJは上手くいくんだけどそんな事はありえないので、みんなで取り組みましょう。


いやー、濃い一日だった。著作者と翻訳者の3人に一度にお会いできるとは。
参加者もBtoCとかソーシャルゲームとか、コンシューマーゲームとか色々な経歴をお持ちで、お話するだけで面白かった。

主催のinda_reさんを始め、皆様ありがとうございました。
そして英会話を勉強しよう。。。