私のワーケーションの楽しみ方を紹介します
色々ありましてワーケーションが話題なようなので、私が実践したワーケーションを紹介しようと思います。(covid19以前の話です)
政府の施策がどうの、という話はしませんのであしからず。
ワーケーションとは(一般)
work + vacation = workcation / workaction なのですが、今作られたものではなくて、海外で2000年代からあったもののようです。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-1713501
私が知ったのは、2017年にJALが導入した事例からでした。
http://press.jal.co.jp/ja/release/201707/004350.html
新しめの概念なので、ワーケーションが具体的に何を指すか?というのは人/組織によって違うと思います。
似てる概念の言葉
ワーケーションについて改めて調べてて見つけたのでご紹介。
- リゾートワーク -> リゾート地(海とか山とか)に仕事目的で赴いて住み込みでバイトする事。だと思っていたのですが、最近はワーケーションの文脈でも使われるっぽい。
- Bleisure travel -> 出張したついでに旅行する事
- ノマドワーク -> 固定の場所を持たず、色々な場所でスタイルの仕事、働き方
私なりのワーケーションの捉え方
旅行に行って、旅先で仕事をする事です。旅行がまずあって、旅先での過ごし方の一つとして、仕事をします。
前提として、私は普段からノマド的にカフェやコワーキングスペースで仕事をする事が多いです。(covid19以降はずっと家で仕事)
とは言っても完全に家をもたずにノマド・遊牧民なのではなく、拠点として家はあります。趣味でギターをやるので、自宅は必要なのです。なので、普段は外で仕事をするとしても、基本的には近場になります。
で、旅行も趣味なので行くのですが、結局、普段の仕事のスタイルの延長で旅先でも仕事をする事になります。それが「ワーケーション」という概念に当てはまる事を後から知りました。
ワーケーション実践例
熱海に一泊二日
熱海にいって仕事しつつ、気分転換に温泉入って、仕事して、という過ごし方でした。
温泉地ってあんまり観光する所はなくて、時間持て余しますよね?(それが良いのです)
余った時間は好きに過ごせば良いと思うのですが、私の場合は仕事が結構好きなのです。
東京から熱海は新幹線を使えばかなり近いので(お金はかかりますが)、ちょっと気分転換したい時にはとても良い場所です。箱根に比べるとリーズナブルな宿も多いし、徒歩圏内に飲食店がそこそこあります。
高知に一泊二日弾丸
LCCのセールで弾丸旅行。
申し訳ないですが高知は観光する場所が少ないので、食べ物(かつお)目的の旅行です。
となると、やはり昼間は時間を持て余すので仕事します。
ちなみに、飛行機に乗っている時間以外はwifiさえあれば仕事できたりします。空港とか。空港への移動バスもwifiありましたが、流石に車酔いするので無理でした。
搭乗手続してから、実際に搭乗するまでの待ち時間でPullRequestのレビューした記憶があります。
ドイツ縦断10日間
年末年始にドイツのフランクフルト -> ベルリン まで電車移動で旅行しつつ、たまに仕事してました。
移動はドイツの新幹線を使ったのですが、Wifiと電源がついていたので移動中も仕事できました。
特にベルリンはITスタートアップの拠点になっている事もあって、働く雰囲気を味わう事を旅の目的の一つにしていました。
ベルリンは建物がとにかくおしゃれなんですよねぇ、、、
歴史的経緯で、東側と西側で雰囲気が違うのもいとをかしです。好き。
ヨーロッパまで移動するのはけっこう時間がかかるので(私の場合安く済ませるためにLCC乗り継ぎだから余計かかる)、せっかく行くなら長く滞在したいじゃないですか。
長い期間仕事を完全にお休みするよりは、休み休みでも仕事する前提の方が私の場合は調整が楽でした。あんまり休んでも仕事から復帰するの辛いですしね。
チェンマイGW10日間
おしゃれなカフェがたくさんあって、そこそこ飲食店もあって、人混み知らず。
さらに目立った観光スポットも無いので、のんびり仕事する以外にする事はありませんw
いくつかコワーキングスペースを回って、気に入ったのがこちら。
建物の目の前が芝生になってて気分転換できて、ハンモックもあるし、隣接のコーヒースタンドのコーヒーがめちゃ美味しい(チェンマイはコーヒーも有名です)。
きれいなゲストハウスが朝食付きで1000円、ご飯は観光客向けでなければ1食300円くらいなので、東京にいるよりお金が減らない・・
日本から直通便が無いのが難点で、移動に多少時間がかかります。なので、やはり長く滞在したくなるんですよね〜。
チェンマイに行ってもカオソーイ(カレーラーメン)を食べるか仕事をするかくらいしかする事ないので(褒めてる)、開発合宿的な位置づけでおすすめです。
私なりの考察
ワーケーションに向いている人
はっきり言って万人向けの楽しみ方では無いと思います。
無理やりやっても楽しくないので、せっかくの休暇が台無しですからね。
- 仕事が嫌いでは無い
- 普段からリモートワークに慣れている
- 成果重視な職場である事
- 仕事場所が制限されない社内ルール or 契約形態であること
- 職場/チームで信頼関係が築けていること
- 旅行のスタイルとして現地でまったりするのが好き
- 一人旅、もしくは同行者の理解がある
ここまで条件が揃っていないと楽しめないので、できる人はかなり限られているんじゃないかな、、、、という印象です。
一方で、やってみたら「リモートワークいけるじゃん!」となった人がいるように、ワーケーションについてもやってみたら「いいじゃん!」となる方もいるはずです。
興味がある方は、ぜひチャレンジしてみて、知見を教えていただければと思います。
ワーケーションのスタイル
私なりのスタイルは大きく2つで、
- 半休をとって近場で一泊二日
- 週の稼働を半分〜1/3程度に減らして長め休暇(土日合わせて10日程度)にして、遠いところに行く
です。
どちらのスタイルも、土日祝日・連休と組み合わせてより長くする工夫は可能です。(私は飛行機代、ホテル代が割安な平日が多いです)
あとは、あまり誘惑が多い場所だと遊んでしまうので、ゆったりできる旅先の方が向いていると思います。
ワーケーションで困る事
リモートワークで困ることと大体同じなのですが、
- Wifiの確保
- 電源の確保
- 机/椅子が合わないと疲れる
- 海外の場合、時差
あたりですかね〜。
ホテルやカフェで、Wifi一応あるけど全然つながらないとかよくあるのが辛みです。
ポケットWifiやスマホのテザリングを使う事もできますが、山奥とかだとそれすら怪しいと言う・・・
電源も、日本だとお店で電源をお借りできない事が多いので悩みますね〜。
まとめ
私なりのワーケーションの実践例を紹介させていただきました。
ちなみに、次に狙っているのはキャンプに行って仕事をする事です。
電源付きのサイトであれば可能だと思うのですが、ちょっと高くついちゃうので何か良い作戦が無いか考え中です。