【技術だけじゃ非効率】ITエンジニアが収入をあげる5つの方法
こちらのnote「ITエンジニアは転職すると給料が上がるという話」を拝見しました。
内容には概ね同意なのですが、給料(=正社員でお賃金をもらう)以外も考えると色々な手段があるよな〜と思ったのでまとめてみました。
エンジニアって職人気質の方が多くて、お金には割と無頓着気味な方が多い印象ですが、もったいないな〜と思う事がよくありますので、なんかしらのご参考になればと思います。
あ、前提としてある程度スキルがある人です!新人さん、駆け出しさんは、まずは今の環境に集中して成果を上げた方が効率良いですよ!
1. 社内で評価を上げる
日本では一番一般的な考え方かと思います。
その会社の中のルールに従って、給料を上げるというパターンです。
会社が給料/ボーナスの額を上げるにも、会社によっていくつかパターンがあります。例えば
- 上司(給料を決める権限を持つ人)からの評価を上げる
- 成果を挙げてボーナスに反映させる(成果とボーナスがひもづいている制度の場合
- 役職を得る
- 成果をあげる=役職では無いので注意
- 年をとる
- 年功序列の場合
- 在籍するだけで毎年基本給があがるシステムの場合も
- 各種手当てを狙う
- 資格手当とか
と行った方法が考えられます。
個人的には成果と報酬が紐付いていてほしいですが、人によって求めるものは違いますので自分と相性が良い会社だと良いですね。
ただし、この方法だけの固執するのは実はリスクが高いと思っています。
- 会社が潰れる(までは行かなくても業績が下がる)可能性
- 会社の事業内容が代わり、自分とフィットしなくなる可能性
- 何らかの事情でプライベートの環境を変える必要がでた場合
- ご家族の事情
- 自身の健康
- 天災
- などなど
こういった自分では避けようが無い事情で変化が発生した場合、その変化に対応する力がついていない可能性です。
例えばこういうのとか、
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41469100Z10C19A2TJ1000/
今だとコロナウイルス関連で、働き方や事業がどうなるか、不透明な状況です。
そういった変化が起きても、なんとか対応しやすい状態に自分を置いておけるようなリスクヘッジは必要だと私は考えます。
ピンと来ないかたは、↓の本を読んで見るのがおすすめです。
2. 副業する
エンジニアの需要は供給を上回っていますので、副業でできるエンジニアの仕事は探せばたくさんあります。(エンジニア / 副業とかでググれば色々出てきます)
副業をする場合、本職を活かしてやる事もできますし、敢えて全然違う事にチャレンジする事もできます。
エンジニアと関係ないけど、なんかしらのスキルを持っている人はそちらでチャレンジしてみるのも、パラレルワークとしてありですが、書ききれなくなってしまうのでエンジニアのスキルを活かした副業を考えてみます。
業務委託
一番多いパターンかと思います。誰かからお金をいただいて、その代わりにシステムを作ったりします。
仕事の探し方
- 知り合いから
- 自分で営業する
- クラウドワークス等から探す
- サービスに登録してエージェントからの連絡を待つ(副業専門のサービスも最近はあるようです
があります。
それぞれメリット/デメリットがあって、間に人(会社/サービス)を挟まないで直取引をした方が手数料が取られないので手取りは増えますが、やらなければいけない事は増えます。
どんな仕事をする?
本業と全く同じ技術であれば、慣れている分仕事は早い/クオリティが高いはずなので、高い報酬が望めます。
逆に、本業とは少し違う、新しい技術へのチャレンジをすると、報酬は下がってしまう可能性がありますが、お金をもらいながら新しい技術を習得できるチャンスになります。
また、需要があるけど、できる人がいない仕事ほど、報酬は高くなります。逆にできる人が多い仕事は報酬が低くなります。
選択の幅が多いのは良くもあり、めんどくさくもありますね。
個人で何かを世の中に公開する
エンジニアであれば、個人で何かサービスを作って公開して、そこから収益を得ることもできます。
広義ではブログもそうですし、書籍を書いたり、Udemyで動画講座を作る、という手段もあります。あとはエンジニアYouTuberになったり、オンラインサロンを開いたり、、、
必ずしも収入になるとは限らないのですが、うまく行ったときの爆発力は業務委託とは段違いです。夢がありますね。
3. 転職をする
ほとんど↑にかかれていますが、給料のレンジは会社によってほぼ決まっています。
それは、会社の規模だったり、売上、利益率、色々なものによって決まっています。
仮にめちゃめちゃ会社が儲かったとしても、会社の給料のレンジがめちゃめちゃ上がる事が極稀でしょう(ボーナスに反映されるくらいはあるかもしれませんが)。
日本の会社は社員を解雇するのにめちゃめちゃ労力が必要なので、給料のベースを上げにくい仕組みになっています。(一時的に業績が下がった場合に耐える以外の手段が少ないので、保守的な給与にしておきたい)
給料のレンジが高い会社、というのはある程度の傾向があります。
業界
https://findy-code.io/engineer-lab/engineer-career-trend
実は、業界ごとに給与レンジの傾向は違います。
新卒の時の業界研究で調べた事がある方はいるかもしれませんが、ずっとエンジニアずっとやってると忘れてしまいがちです。
例えば、金融関連は高いです。
金融系のtoC向けのサービスを開発するぜ!となった場合、金融系のXXX業務経験者を採用したい!となります。金融系のXXX業務経験者は、元々給料が高いので、必然的に給料のレンジが高めに設定されます。そして、会社の給料のレンジが高まり、エンジニアの給料のレンジも高くなります。
会社の規模
大きい会社の方が基本的に給料は高いです。
場所
人が多くて地価が高いところは給料が高いです。
日本だと東京。海外まで目を向ければシリコンバレー。(物価の高さは一旦目をつむる)
https://doda.jp/guide/heikin/area/
4. 働き方を変える
働き方として、正社員ではなくフリーランスになる、という選択をすると、もろもろのリスクや雑務が増える代わりに、一般的に手取りは増えます。(仕事があれば)
会社からするとフリーランスに仕事を依頼するのは、給料ではなく、外注費という扱いになり、給料のレンジという概念はなくなります。(外注費の予算感、相場観が代わりに発生しますが)
ざっくりとした計算ですが、正社員の時の額面 × 1.5〜2倍 くらいを単価のベースにする事が多いのではと思います。
でも、フリーランス最高!というわけではなくて、(そういう広告よく見ますが)ちゃんとメリット/デメリットがあります。
5. 不労所得
働かないでも勝手にお金が増える、、、夢のようですね!
とか言い出すと途端に胡散臭くなりますが、リスクをコントロールしつつ、お金を増やす手段は世の中には存在します。
わかりやすいところだと「ふるさと納税」とかですね。(正確には所得では無いですが)
お金の仕組みなんもわからん!雰囲気で生きている!という人にはFP3級の資格はめっちゃおすすめです。義務教育にしたいレベル。
まとめ
以上、大きく5つの方法を紹介しました。
仕事において何を重視するかはご本人次第なので、必ずしもお金を考える必要は無いのですが、ほとんどの人はお金の事嫌いでは無いと思います。
ひたすら技術を磨いて職人になるのも良いのですが、世の中の仕様を把握してhackして効率よくやるのも、エンジニアっぽくて良いんじゃないかと!